成績が上がる勉強の習慣

 こんにちは、SHIBATAです。新しい学校・新しい学年になって1ヶ月が経ち、授業の難しさもあがってきたころだと思います。授業についていくためには家で勉強するしかないのですが、どうせするなら効率的に勉強したいですね。そこで今回は、大学などでの科学的な実験に基づいた、成績が上がる勉強の習慣を3つご紹介します。

1:ながら勉強はダメ

 「音楽を聴きながら勉強」「YouTubeを流しながら勉強」これは絶対にダメです。気分転換の効果以上に、注意力散漫により効率が下がってしまいます。ただ、軽い運動をしながらの勉強は、良い効果があるとの実験結果も出ています。

2:1時間勉強したら休憩する

 人間の集中力には限界があります。2時間、3時間とぶっ続けで勉強しても、途中から集中力が無くなって、勉強の効果が下がってしまいます。長時間勉強する場合のオススメな方法は、「50分集中して勉強して10分休憩」これを繰り返すことです。同じ2時間、3時間の勉強でも、この方法でであれば、集中力を維持したまま効果の高い勉強ができます。

3:復習は次の日の朝が一番効果的

 これは特に暗記系の勉強に有効です。「エビングハウスの忘却曲線」を聞いたことがある人もいると思いますが、これによると、人間の記憶は1日経過すると3分の1しか残りません。そこで、勉強した翌日の朝起きた直後、頭が整理されている状態の時に昨日の勉強内容を復習することで、最も効率よく記憶を定着させることができます。朝はあまり時間がないかもしれませんが、今までよりも少し早起きして、朝少しでも勉強する習慣をつけると、暗記系の科目が一気に得意になると思います。

「開発に終わりはない。リリースがあるだけだ。」

今回は、プログラミングのコンテスト入賞を目指している人に、ぜひ知ってほしい格言を紹介します。
プログラミングをしていると、いろんなアイディアがどんどん出てきます。例えばオリジナルゲームを作っていると「こんなキャラを増やしてみよう」「こんなルールを追加してみよう」という感じになります。これはとても良いことで、どうしたら思いついたアイディアをプログラムすることができるかを考えることが、プログラミングの上達につながります。
しかし、コンテストのための作品製作となると、話は変わってきます。普段の授業とは異なり、コンテストには、提出期限があります。作品を提出・公開することを、プログラミングの世界では「リリース」と言います。この提出期限・リリース期限までに作品製作を終えていないと、たとえどんなにすごいアイディアを思いついていたとしても、それをコンテストに提出することはできません。
コンテスト応募用の作品を作るときは、はじめのうちは、自由にアイディアを出していき、それをどんどん形にしていっていいと思います。しかし、提出期限がせまってきたら、期限までに完成させることを最優先にしてください。目安として、提出期限1ヶ月前になった時点で、アイディアの整理をしてください。形にするのに時間がかかりそうなアイディアは、思い切って捨てることも大切です。限られた時間の中で、最高の作品製作をしていきましょう。

シューティングゲーム「チーズおかき」

「チーズおかき」をプレイ

作品の説明

Scratchでオリジナルのシューティングゲームを作りました。自分はパンダで、マウスで操作します。キーボードのキーを押すと、いろいろな弾が撃てます。ボスのHPを0にすれば勝ちで、自分のHPが0になってしまったら負けです。

講師コメント

キャラクターや背景、さらに弾の発射音まで、すべて手作りで作成していて、とても温かさを感じる作品です。弾の発射音は、製作者の声を録音しています。また、弾が連射できるように、クローンの機能を使っています。製作者は小学2年生ですが、2年生でクローンを理解して使いこなすのは、かなりすごいことだと思います。将来が楽しみな作品です。

製作者

小学2年生 フジモグラさん

「プログラムは思った通りには動かない。書いたとおりに動くのだ。」

 このコーナーでは、プログラミングにまつわる格言・名言をお届けします。初回にお届けするこちらの格言は、今プログラミングを学んでいる皆さんにも、ぜひ意識してほしい言葉です。

 プログラミングをしていると、「なぜか正しく動かない」という場面に必ず遭遇します。これは授業でも口うるさく言っていますが、この場合、ほぼ間違いなく、パソコンではなく、作ったプログラムが間違っています

パソコンはいつも、書かれたプログラムを書かれたとおり忠実に実行しています。プログラムのミスを直すとき、パソコンがおかしいと考えてしまうと、なかなかミスは見つけられません。自分が作ったプログラムが間違っているという意識を持つようにしてください。

クッキークリッカーから学べること

 こんにちは、SHIBATAです。今回は、身近な興味・関心が学習の役に立つということについて、書いてみたいと思います。テクキチ生徒の間で最近、クッキークリッカーというゲームが流行りました。クッキークリッカーとは、画面に表示されているクッキーをひたすらクリックしてポイントを稼ぐという、とてもシンプルなゲームです。最初のうちは自分でクリックしてポイントを稼ぐしかないのですが、貯めたポイントで施設を購入すると、自動でポイントが増えるようになります。この仕組みが非常に面白く、気がついたら何時間も遊んでしまうという、奥が深いゲームです。

 さて、このクッキークリッカーを遊んでいると、いつの間にか色々な能力が身につきます。

1.プログラミング能力

 プログラミング学習で効果の高い方法の1つに「自分の好きなゲームを再現する」というものがあります。この題材として、クッキークリッカーは最適です。特にScratchで再現するのに適しています。特に「ポイントで施設を購入し、その施設がポイントを自動で増やす」ところが面白く、これをどう再現するかを色々チャレンジしていくと、Scratchの実力がどんどん上がっていきます。(クローンの理解は必須です。)

2.大きな数の知識

 算数で学習する単元の中に「大きな数」があります。億・兆といった数の表し方を学ぶ単元ですが、クッキークリッカーでは、それよりも大きな数が当たり前のように出てきます。「万、億、兆、京、垓、…」といった数の名前や、「10兆は100億の何倍?」といった数の関係が分からないと、うまくゲームが進められなくなってきます。ゲームで使う知識は、その興味の強さからいつの間にか覚えていることが多く、自然に算数の学習ができます。

 クッキークリッカーに限らず、身の周りの遊びからは、色々な事を学ぶことができます。ぜひ、様々なことに興味を持ち、多くの事を体験してみてください。

mBot選挙カー

作品の説明

 mBotで選挙カーの演説を再現してみました。mBotを起動すると、自動で前後に動きながら、録音した音声で演説を行います。また、装着したLEDパネルには、色々な顔が表示されます。

講師コメント

 mBotは、Scratchでプログラミングをすることのできるロボットです。また、色々な拡張パーツを装着することで、機能を増やすことができます。今回の作品では、「マイク&スピーカー」「LEDパネル」という2つの拡張パーツを使用しました。シンプルながらも、Scratchを活用した面白い作品です。

製作者

小学4年生 ぼ~くり くん

英語を得意にする方法

 こんにちは、SHIBATAです。2022年もテクキチをよろしくお願いします。さて、今回のテーマは「英語」です。プログラミングを学ぶ上で、英語は絶対に必要です。Scratchからレベルアップして、HTMLやPythonといった本格的なプログラミング言語を学ぶ際には、英語を直接キーボードから入力する必要があります。また、分からない事をWebで調べるときも、英語のサイトで調べる場面が多くなります。ですので、今のうちから英語に慣れておくと、プログラミングの学習にとても有利になります。とはいっても、最初から難しいテキストで英語を勉強しようとしても、興味が湧かず、なかなか学習が進まないかもしれません。今回は、特にパソコンやゲームが好きな人向けの、おススメの英語学習法を2つ、お伝えしたいと思います。

ゲームやアニメに登場するカタカナ英語の意味を調べる

 英語に興味を持つきっかけとしておすすめなのが、ゲームやアニメです。ゲームやアニメに登場するキャラクターには、カタカナ英語(発音をそのままカタカナにしたもの)が多く存在します。キャラクターの名前や特徴は覚えやすく、その意味を調べて一緒に覚えることで、自然に英語を学習することができます。テクキチでは、学習教材の1つとしてMinecraft(マインクラフト)のjava版を使用していますが、ここにも色々なカタカナの名前が出てきます。「レッドストーン回路」の「レッド(赤)」「ストーン(石)」や「アイアンゴーレム」の「アイアン(鉄)」「ゴーレム(ユダヤ教の伝承に登場する、魔法によって生命を吹き込まれた粘土の人形。英語だけではなく、社会も勉強できますね)」等々…。そもそも、タイトルの「マインクラフト」もカタカナ英語です。どんな意味でしょうか??ぜひ、調べてみてください。

普段遊んでいるゲームやアプリの言語を英語にして遊んでみる

 ゲームやアプリの中には、表示言語を変えられるものがあります。これを日本語から英語に変更して遊んでみてください。キャラクターの名前やメニュー画面の表示等、すべてが英語になりますが、ゲームやアプリの遊び方・使い方自体は日本語の時と同じなので、慣れているゲームやアプリであれば問題なく遊べます。「日本語だとクッパだけど、英語ではBowserっていうのか」といった、色々な気づきがあって面白いです。テクキチでは、Scratchアドバンスクラスを対象に、英語でScratchプログラミングにチャレンジしています。英語になっても、ブロックの並び順や使い方は同じです。例えば日本語で「もし○○ならば」は、英語だと「if ○○ then」と表記するといった気づきを得るのが狙いです。Scratchの場合、ここで覚えた英語はそのまま次のレベルのプログラミングに使えるので、特におすすめです。

 英語以外でもそうですが、何かを効率的に学習するためには、その分野に興味を持つことが一番の近道です。ぜひ、試してみてください。

WindowsとMac買うならどっち?

 こんにちは、SHIBATAです。エンジニアとして仕事をしていると、「パソコンを買おうと思うのだけれど、WindowsとMacどっちがいいの?」という質問をよく受けます。皆さんの中にも、パソコン購入を検討してしていて気になっている方もいるのではないでしょうか。ネットで検索してみると、それぞれのメリット・デメリットが色々書かれています。ここでは、テクキチならではの「プログラミング学習に最適なパソコン」という視点で、違いを考えてみたいと思います。

プログラミング学習に適したパソコンとは

 いきなり結論から書いてしまいますが、プログラミング学習は、Windows・Macどちらでも問題なくできます。小学校でよく使われるScratchはもちろん、我々エンジニアがシステム開発で使うプログラミングやゲーム開発に至るまで、どちらのパソコンでも十分できます。(唯一、iPhoneやiPadのアプリ開発だけはMacが必須ですが、学習の段階でいきなりiPhoneアプリ開発は難易度が高すぎます。)

 プログラミング学習のためのパソコンとして重要なのが「画面サイズの大きいパソコンを選ぶ」ということです。プログラミングは、プログラム全体を眺めてロジックを考えることが良くあるのですが、画面サイズが小さいと、自分の作ったプログラムが画面に収まりきらず、全体を眺めることができないため、プログラミングするうえで余計なストレスとなってしまいます。なので、できるだけ画面サイズの大きなパソコンの方が良いです。はじめはノートパソコンで十分ですが、画面サイズは15インチ以上のものがオススメです。

WindowsとMacそれぞれの良いところ

 安くて十分な性能のパソコンを手に入れたい場合は、Windowsがオススメです。Windowsパソコンは様々なメーカーが製作しているので、価格競争が起こり、良いものが安く手に入りやすいです。Macの良いところは、iPhoneやiPadなどのApple社製品と連携しやすいことです。Airdropという機能を使って、無線で画像や動画などのファイルを簡単にやりとりすることができます。「iPhoneで写真や動画を撮って、すぐにMacに転送して編集」といったことが、とても簡単にできます。

 私個人の意見ですが、はじめの1台は、気軽な価格で購入できるパソコンが良いかなと思います。そのパソコンを使って知識を深めていくことで、数年後、2台目を購入するときには、自分の目で必要なパソコンを選ぶことができるようになると思います。将来エンジニアを目指すのであれば、WindowsとMac両方扱えるようになるのが理想です。では、良いパソコンライフを!

感染シミュレータ

「U-22プログラミングコンテスト2021」最終審査会トリプル受賞作品
・経済産業省商務情報政策局長賞
・いい未来をつくるで賞(スマレジ)
・SOMPO賞

作品の説明

はじめに、シミュレーションで使用するパラメータを設定します。感染率・死亡率・ワクチン接種率・自粛率といった数値を細かく設定することが可能です。

シミュレーションが開始されると、その過程が画面上に表示されます。また、表やグラフで途中経過を確認することもできます。

シミュレーション画面にある丸の意味は、左図のようになっています。

シミュレーションが終了すると、最終結果が表とグラフで表示されます。表はcsvファイルとして、グラフは画像ファイルとして、それぞれダウンロードすることができます。

作品製作の理由

新型コロナ蔓延防止のために、ワクチン接種や行動自粛など様々な対策が提唱される中、果たしてそれらがどれほどの効果があるのかを実感するために製作しました。

製作者

小学6年生 鈴木沙奈 さん

関連情報(外部リンク)

●U-22プログラミングコンテスト
https://u22procon.com

U-22プログラミングコンテスト2021最終審査会
https://live.nicovideo.jp/watch/lv333848310

Google検索のコツ

 こんにちは、SHIBATAです。今日は、皆さんがインターネットで必ず使うであろうGoogle検索について、コラムを書いてみようと思います。知りたい情報をすぐに見つけることができて、とても便利なGoogle検索ですが、検索のコツをいくつか知っておくと、さらに効率よく情報を見つけることができます。

言葉の意味を知りたい時は、「とは」検索

 まずは基本中の基本、「とは」検索です。意味がわからない言葉があったときに、その言葉に「とは」をつけて検索すると、すぐにその意味を知ることができます。例えば「プログラミング」の意味を知りたい時は「プログラミングとは」と入力して検索します。

文章で検索するよりも、単語で区切って検索

 基本的な検索の仕組みは、「検索ワードが書かれているページを探す」というものです。ですので、長い文章で検索してしまうと、その文章がぴったり合っているサイトしか表示されず、目的のページが表示されないことがあります。確実に検索するには、文章よりも単語毎に区切って検索する方が良いです。複数の単語を組み合わせて検索する時は、言葉と言葉の間にスペース(全角・半角どちらでも可)を入れて検索します。例えば、マインクラフトのMODの入れ方を検索したい時は、「マインクラフトのMODの入れ方」ではなく、「マインクラフト MOD 入れ方」と入力します。

略語ではなく正式な名前で検索する

 日常会話では略語を使うことが多いので、ついつい略語で検索してしまいがちですが、ちゃんと検索するには略語ではなく正式な名前で検索する方が良いです。前述のとおり、検索は「検索ワードが書かれているページを探す」という仕組みなので、ページ製作者が略語を使用していない場合、ページが見つからない可能性があるためです。例えばマインクラフトを検索したい場合は、「マイクラ」ではなく「マインクラフト」と入力します。

 他にもいろいろなコツや便利なテクニックがあります。さらに検索のコツについて知りたい方は「google 検索 コツ」で検索してみてください。