クッキークリッカーから学べること

 こんにちは、SHIBATAです。今回は、身近な興味・関心が学習の役に立つということについて、書いてみたいと思います。テクキチ生徒の間で最近、クッキークリッカーというゲームが流行りました。クッキークリッカーとは、画面に表示されているクッキーをひたすらクリックしてポイントを稼ぐという、とてもシンプルなゲームです。最初のうちは自分でクリックしてポイントを稼ぐしかないのですが、貯めたポイントで施設を購入すると、自動でポイントが増えるようになります。この仕組みが非常に面白く、気がついたら何時間も遊んでしまうという、奥が深いゲームです。

 さて、このクッキークリッカーを遊んでいると、いつの間にか色々な能力が身につきます。

1.プログラミング能力

 プログラミング学習で効果の高い方法の1つに「自分の好きなゲームを再現する」というものがあります。この題材として、クッキークリッカーは最適です。特にScratchで再現するのに適しています。特に「ポイントで施設を購入し、その施設がポイントを自動で増やす」ところが面白く、これをどう再現するかを色々チャレンジしていくと、Scratchの実力がどんどん上がっていきます。(クローンの理解は必須です。)

2.大きな数の知識

 算数で学習する単元の中に「大きな数」があります。億・兆といった数の表し方を学ぶ単元ですが、クッキークリッカーでは、それよりも大きな数が当たり前のように出てきます。「万、億、兆、京、垓、…」といった数の名前や、「10兆は100億の何倍?」といった数の関係が分からないと、うまくゲームが進められなくなってきます。ゲームで使う知識は、その興味の強さからいつの間にか覚えていることが多く、自然に算数の学習ができます。

 クッキークリッカーに限らず、身の周りの遊びからは、色々な事を学ぶことができます。ぜひ、様々なことに興味を持ち、多くの事を体験してみてください。

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